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アトピーの色素沈着に対する考え方と治療・改善方法

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アトピー皮膚炎の色素沈着の悩み

アトピー性皮膚炎によって炎症が起きている肌は、赤みを帯びていますが、炎症が治っていくと赤みとかゆみはおさまり、首や体に茶褐色から紫褐色がかったシミのような黒ずみが残ることがあります。炎症によって起きた色素沈着です。

さざなみ様色素沈着や首にできたものはDirty neckといわれることもあります。アトピーによる炎症や肌を擦ったりする刺激が繰り返されることによって、肌の表面にある色素細胞が刺激をうけ、メラニンが増加し、沈着したことによって起きてくると考えられています。

一般的に、炎症によってできた色素沈着は、炎症がおさまっていれば、時間の経過とともによくなるといわれています。皮膚のターンオーバーはおよそ1か月(年齢を重ねるともう少し時間が長くなります)で、表皮の角質の細胞は剥がれ落ち、下から新しい表皮の細胞が生まれ、入れ替わっていきます。そのため、肌の細胞が入れ替わるごとに肌表面に含まれているメラニンは落ちていき、だんだんと色が薄くなっていくことになります。

にもかかわらず、辛いアトピーを患っていた方の肌についてしまった黒ずみのような色素沈着は、思ったように治っていかないことがあり、特に首など目立つ部分に残りやすいので、アトピーが良くなったあとの悩みになっていくのです。

なぜ色素沈着ができるのか?

人間の肌の色を決めるものに、メラニンという色素があります。メラニン色素そのものは茶色ですが、メラニンが多くなると黒く見え、少ないと白く見えます。そのため、メラニン色素が多い黒色人種は、皮膚が黒色に見え、メラニン色素がほとんどない白色人種は白色に見えます。その中間である黄色人種は肌が黄色から黄褐色に見えます。見た目上の色の違いはすべて、メラニン色素の量の違いによることになります。

アトピー性皮膚炎の辛いかゆみや湿疹の症状が治った後の悩みとなる黒シミのような色素沈着は、アトピーによって引き起こされた炎症が原因となり、メラニン色素が肌表面の表皮に沈着したことによってできてきます。

アトピーの炎症が原因でできる色素沈着以外にも、メラニンが肌に沈着するものとして一般的なシミがあります。シミには、若い女性の頬から鼻背(鼻すじ)にできるそばかす(雀卵斑)や中年以降の女性の顔の左右対称にできる肝斑、40代以降にできる老人性色素斑などがあります。皮膚にできたシミの形は違っても、シミができるメカニズムはメラニンが肌に沈着しているという共通点があります

シミの原因となるメラニンは、皮膚表面の表皮にある色素細胞で作られます。主に紫外線の刺激が原因となるため、日光が当たりやすい顔や手の甲にできやすい傾向があります。また、化粧品によるかぶれや摩擦などによる慢性的な刺激による炎症が原因となり色素が沈着するため、シミは作られます。ナイロンタオルで擦りすぎることによって起きる摩擦や、ファンデーションをコットンなどでゴシゴシこすり落とす刺激によっても、シミはできてくることになります。

アトピーの場合は、かゆみによって繰り返し肌を掻いたり、擦ったりする機械的な刺激が原因となり、皮膚の表面にある色素細胞でメラニンが作られ、肌の表皮に沈着することによって色素沈着が起きてくることになります。アトピーの刺激や炎症が原因となり、色黒いシミが作られていくのです。

まだアトピーが治っていないケースもある

アトピー性皮膚炎の炎症が原因で起きた色素沈着は思うように薄くなっていかないことがあります。そういったケースでは、まだアトピーの炎症が治っていません。アトピーのかゆみが治っているので、アトピーが良くなったと思っていたら、まだ肌では炎症が起きていてアトピーそのものが治っていないのです。

炎症後の色素沈着と慢性的なアトピーの炎症が治っていない状態の肌は、見た目の色は似ていることがあります。しかしアトピーが治っていない肌は、まだ炎症が起きているため肌は赤みを帯びていることが多く、肌がむくんでいるケースもあります。また、肌表面の赤みがおさまっていても炎症がくすぶっていると、肌が黒みをおびた色をすることがあり、かゆみがなくなり湿疹が治ってきているのでアトピーは治ったと考えますが、まだ肌では炎症が起きているのです。

そのため、皮膚科では炎症を抑えるために、ステロイド外用薬やタクロリムス軟膏(プロトピック軟膏)などの外用薬を塗るように指導していくことになります。特にステロイド外用薬は長期に使っていくと副作用の問題が起きてくることがあるので、タクロリムス軟膏、コレクチム軟膏やモイゼルト軟膏を使うように指導するケースが多いですが、タクロリムス軟膏は肌への刺激感があり、塗ると副作用でヒリヒリして痛くて使えない方もいます。ただ時間と共にだんだんと塗り慣れていくため、塗り薬で肌の炎症を抑えていくことを目指していきます。

肌の黒ずみは、色素沈着だけでなくアトピーの炎症がおさまっていないケースもあるため、まず肌で起きている炎症を抑えることが先決になっていくのです。

色素沈着に対するレーザー治療

アトピー性皮膚炎の調子が良くなり肌の炎症がコントロールされたら、炎症によって引き起こされた色素沈着を改善していく治療を行なっていくことになります。アトピーの調子が良くなった後に残る色素沈着を治す方法として、皮膚科や美容外科などで行われるレーザー治療があります。

レーザーが色素沈着を良くしていく原理は、肌の表面に溜まったメラニン色素を破壊することによって、色素沈着を治していくことを目指していきます。

レーザーによる治療は、皮膚科の保険治療で、メラニン色素が沈着した青あざや黒あざなどに対して行われてきましたが、アトピーによって起きた色素沈着に対してレーザー治療を行うと、同じメラニン色素の沈着が原因にもかかわらず、かえって色素が強くなってしまうことがあります。

肌の色素沈着は、肌の表面である表皮にメラニン色素が沈着したものと、表皮より下にある真皮の層にメラニン色素が溜まってしまったものがあります。アトピーによる炎症によって作られる色素沈着の多くは表面である表皮にのみ沈着しているので、アトピーの炎症が治っていれば時間経過とともに自然に良くなっていきますが、真皮の深さまで色素が溜まってしまうと、自然経過では良くなっていきません。

また、アトピーの炎症そのものが良くなっていないと、表皮に溜まった色素が細胞とともに剥がれ落ちていったとしても、表皮の下から炎症によってメラニン色素が作られていくため、トータルでの色素沈着は変わらず、肌の色が治っていかないことになります。

皮膚科で行われるレーザー治療の対象となる青あざなどは、真皮の深さに色素沈着が溜まっているものになり、レーザーで色素を破壊していくことで、治していくことができます。
しかし、表皮にある色素沈着に対してレーザー光線を行うと、レーザーによる刺激が肌の表面にある色素細胞を刺激し、メラニンが余計に溜まり沈着してしまう(色素沈着が悪化する)ことがあり、また刺激によって部分的に色素が抜けてしまう脱色素斑を作ってしまうこともあります。

色素沈着に対する塗り薬による治療

アトピー性皮膚炎による強いかゆみが良くなっていったとしても、肌で炎症がくすぶっている状態が続くと色素沈着は良くなっていきません。一方で、アトピーによる炎症がおさまっていくと、肌のかゆみや乾燥がおさまっていくだけでなく、皮膚のターンオーバーはおよそ1ヶ月なので、時間経過とともに色素沈着はだんだんと薄くなっていきます。そして、塗り薬や飲み薬を組み合わせることによって色素沈着を薄くしていくペースを早めていくことは可能です。

まずしっかりスキンケアを行い、肌の洗浄と保湿を行い、肌が乾燥しないようにして肌に備わるバリア機能をいい状態で保つことが大切です。そして、塗り薬としては、メラニン色素を薄くし、色素が沈着しにくくする成分があり、皮膚科や美容皮膚科で塗り薬が処方され治療が行われています。

① ハイドロキノン

ハイドロキノンは、天然にも存在する成分で、色素沈着の原因となるメラニン色素の合成を予防する働きがあります。強力な美白効果があり、濃度によって効果が変わってくるため、以前は医師の管理のものでしか使えませんでしたが、現在は、化粧品にも配合されるようになっています。美白効果が期待できるハイドロキノンですが、炎症が完全におさまっていない時に使うと、刺激により、かえって肌の炎症がひどくなり、赤くなってしまうことがあります。

② トラネキサム酸

トラネキサム酸は喉の痛み止めでも処方される薬剤ですが、メラニン色素の合成を活性化する伝達物質を抑える働きがあります。飲み薬と塗り薬があり、シミである肝斑の治療にも使われています。

③ ビタミンC

ビタミンCにもメラニンの合成を予防する働きがあります。しかしビタミンCは不安定な状態になるため、安定させて肌へ浸透しやすくしたビタミンC誘導体が開発され、化粧水やクリームに使われています。ビタミンCとビタミンEを組み合わせると相乗効果があり色素沈着をできにくくしていくだけでなく、じわじわと色素沈着を薄くしていくことが期待できます。

④ トレチノイン

トレチノインはビタミンA誘導体で、肌のターンオーバーを活性化させて表皮に溜まっているメラニンを排出する働きがあります。ピーリングのように角質を剥がす働きにより効果を出していきますが、皮膚への刺激が強いため、敏感肌の方は皮膚が赤くなり炎症がひどくなることがあるので注意が必要になります。

当院のアトピーの色素沈着への考え方・治し方

アトピー性皮膚炎の色素沈着を薄くしていくためには、まずはアトピーの調子を整え、肌の炎症を抑えていくことが必要です。そのため、皮膚科の考えでは、塗り薬であるステロイド外用剤を使い、強いかゆみがおさまってきたらタクロリムス軟膏やコレクチム軟膏を使って炎症を抑えていくことが大切だとされています。しかし、薬を使っていても炎症が治りきらず、くすぶってしまってことがあり、プロアクディブ療法のように、症状がおさまるまで薬を塗り、良くなっても予防的に塗り薬を塗り続けていくよう指導されますが、肌に本来備わる代謝が取り戻されていくと、薬に頼らなくても肌に炎症が起きない状態にしていくことができます。

当院では、肌に本来備わる代謝を取り戻していくために、肌の「内側」と「外側」からアプローチしていきます。

まず「内側」からは、骨格アライメント治療PANセラピーにより、肌の代謝を司っている自律神経の働きや血液循環を良くしていきます。治療により、筋緊張が取れ、骨格アライメントの位置ズレが良くなっていくと自律神経の働きが整い、血液循環を改善していき、肌の本来の代謝が行われるようになっていきます。強いかゆみがなくなるだけでなく、掻き癖もなくなっていきます。そして、肌の代謝に必要となる栄養素を十二分に内服して補給していきます。

肌は1ヶ月でターンオーバーして入れ替わりますので、1ヶ月の食事から摂取した内容が肌の状態へ影響していきます。毎日の生活の中で肌の代謝に必要な栄養素を摂取しつつ、さらにサプリメントよりも高濃度のビタミンや美白効果が期待できるグルタチオンなどを点滴することで相乗効果が期待できます。また、アミノ酸の一種であるL-システインには肌のターンオーバーを促し、メラニンの排出を促進する働きがあり、また水溶性のビタミンB群は、肌細胞の代謝を活性化していく栄養素であるので合わせて使っていきます。

そして、肌の「外側」からは、丁寧なスキンケアを行い、肌をきれいに洗浄して清潔にした後にしっかりと保湿をしていきます。アトピー症状が出ていた肌は乾燥しやすくバリア機能が壊れやすいため、十分に保湿を継続していくことで肌の本来の代謝を行われる状態に保つことができます。また、紫外線を浴びると色素沈着は悪化しやすいので、紫外線が強い季節だけでなくしっかり対策を行なっていくことも大切になります。

※こちらは、院長細野の研究機関である株式会社ホソノクリニカルラボで開発をしている商品です。詳細を検討されたい方は、こちらよりご確認ください。

※当院では現在、トラネキサム酸やハイドロキノンを含んだクリームや塗り薬を併用する治療は行なっておりません。

当院のアトピーの色素沈着の治療と改善方法

当院では、アトピー性皮膚炎の色素沈着を治すプランを2つ用意しています。

① アトピー外来

アトピーの調子が良くなってきたけれど、肌に炎症が残り色素沈着が気になる方向け。

通常のアトピー外来のプログラムに則り、アトピー肌の治療と色素沈着の改善を行なっていきます。
骨格アライメント治療PANセラピーによって肌に本来備わる働きを高めていき、栄養療法・点滴療法とスキンケアを組み合わせていくと、時間とともに肌力が回復し、色素沈着が薄くなっていきます。

アトピー外来の詳細はこちらをご覧ください。

② アトピー外来ブライダルプラン

結婚式を控えた方や結婚予定の方向けプランです。結婚式までの限られた時間の中で、あなたの肌に本来備わる力を引き出し、アトピー症状を改善し綺麗な肌なり、結婚式が最高の1日になるようサポートいたします。

アトピーブライダルプランの詳細はこちらをご覧ください。

細野クリニックでは、薬だけに頼らずに、アトピー性皮膚炎を克服していく治療を行っております。ありがたいことに多くの方にご支持いただき、関東だけでなく遠方より来院される方も多く、新患予約が取りにくい状況になっております。治療ではすべて院長細野が一人で行っているため、治療枠に制限があります。また、治療を開始までに動画説明会の参加(無料)や、骨格アライメントドックによる骨格診断が必要になるため、どうしてもお待ちいただく時間が出てきます。

まずは、少しでもアトピー症状をよくしていくために、肌の状態を把握できる「アトピー肌と肌質診断」と、肌の悩みが解消できる「無料特典動画」をプレゼントいたします。 こちらの公式LINEにご登録ください。


住所:東京都中央区京橋1-6-11 カンケン京橋ビル2F
FAX:03-3563-0578
MAIL:info@hosono-clinic.com
診療科:皮膚科、内科、整形外科
院長:細野周作
<提携病院>
聖路加国際病院/東京医科歯科大学付属病院/虎ノ門病院/東京都済生会中央病院/井出デンタルクリニック/伊藤メディカルクリニック

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