

初診の方へ
アトピーについて
こんにちは。細野クリニック院長の細野周作です。
私は幼少期から重度のアトピー性皮膚炎に悩み、自ら患者として長い間治療を受けてきました。
強いかゆみで眠れない夜、思うように改善しない不安、人目を気にしながら過ごした日々。
その経験は、今でも私の診療の原点となっています。
だからこそ私は、医師としてだけではなく、一人の患者としての視点も大切にしながら、一人ひとりと向き合う医療を心がけています。
アトピー性皮膚炎は、皮膚の症状だけの病気ではありません。
かゆみによる睡眠不足、仕事や学校への影響、人間関係への不安など、日常生活全体に大きな影響を及ぼします。
「薬を塗っているのに良くならない。」「一時的には良くなっても、また悪化してしまう。」
このような悩みを抱えている患者さんは少なくありません。
私自身も患者として同じような経験をしてきたからこそ、症状だけではなく、その背景にある不安や生活まで含めて診ることが大切だと考えています。
医師となってから、多くのアトピー性皮膚炎の患者さんを診療してきました。
近年では、生物学的製剤やJAK阻害薬などの登場により、治療は大きく進歩しています。
炎症やかゆみを抑える治療の選択肢は以前より広がり、多くの患者さんがその恩恵を受けています。
一方で、日々の診療では、
といった患者さんにも数多く出会ってきました。
こうした経験から、皮膚の症状だけではなく、患者さん全体の状態を多面的に評価することが、より良い医療につながると考えるようになりました。
現在の診療では、薬による炎症のコントロールも大切にしながら、それだけに頼るのではなく、患者さん一人ひとりの状態を多面的に評価することを重視しています。
皮膚の状態だけでなく、睡眠や生活習慣、栄養状態、身体の機能なども含めて丁寧に確認し、その方に合った治療方針を一緒に考えていきます。
症状を一時的に抑えるだけではなく、患者さん自身が自分の身体を理解し、長期的に安定した状態を目指せる医療を提供したいと考えています。
私にとって診療は、治療を行うだけの場ではありません。
日々の診療の中で生まれた疑問を医学的に検証し、その成果を再び患者さんへ還元することも、医師として大切な役割だと考えています。
これまでアトピー性皮膚炎を中心とした臨床研究を行い、その成果を国際医学誌へ発表してきました。
また、診察室だけでは伝えきれない知識やセルフケアについては、ホームページやYouTubeなどを通して継続的に情報発信を行っています。
診療・研究・情報発信をつなげながら、より良い医療を患者さんへ届けることを目指しています。
アトピー性皮膚炎は、一人ひとり症状も経過も異なります。だからこそ、決まった治療を当てはめるのではなく、その方に合った方法を一緒に考えていくことが大切だと考えています。
焦らず、一歩ずつ。患者さんが安心して治療に取り組めるよう、これからも寄り添いながら診療を続けてまいります。
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細野 周作(ほその・しゅうさく)
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