痛み外来

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骨格整形という治療体系。

医療の現状

いま行われている医療には、大きく分けて2つの潮流があります。

ひとつは人間の体を細分化して分析していく医療です。
病院やクリニックでは、通常「内科」「外科」「皮膚科」「整形外科」のような診療科ごとに分かれ診療が行われています。
人間の体を分析し、細分化することで医療・医療技術は進歩してきた歴史があるので、皆さんにとっては最も身近な形態ではないでしょうか。

近年はミクロレベルまで研究が進んでおり、iPS細胞代表される再生医療などはその最先端にあたります。

一方で、細分化による弊害も生まれました。
それは、「専門性」を高めることにより、医師の技術は「狭く、深く」なってしまっていることです。

内科医師を例にとっても「循環器内科」、「呼吸器内科」などそれぞれ専門分野が違う為、
特に症状が重篤である場合、「自分の専門ではない」という理由で、診療科をたらい回しされる。
診療科をまたいで受診していることで処方される薬の量が大量になり、
相互作用や併用注意がある薬でも処方されている。などはその一例です。

もう1つの潮流

では、もう1つの潮流とはどのようなものでしょうか。
それは、「統合医療」や「総合診療」と呼ばれる医療です。
細分化された現代医学に対する「木を見て森をみない」「病気をみて患者をみない」というような批判を受けて発展し始めた分野で、これらは細分化された医療を再構築し、患者様を一人の人間として全体的に捉えたうえで診療を行う医療です。

統合医療では、全身的な症状や問題を対象にします。例を挙げると、交通事故をしてからむち打ち症で、頸部痛だけでなく頭痛や腰痛が出現した・・・・というような症状です。

この潮流に代表されるアプローチでは、漢方や鍼灸がなどの東洋医学的なアプローチによって行われるのが一般的です。
そして、異常の起こっている部位(例えば首や腰など)のみに作用するのではなく、体全体を分析をし、異常な症状や不調和を解決していきます。
もちろんケースバイケースではありますが、例えば頭痛と倦怠感と腰痛を1つのアプローチで治療していくことも十分考えられます。

この潮流は「医学」としての扱う範囲が非常に広いため、「診断」に問題があるという声も聞こえます。
確かに、鍼灸などでの触診は診断方法が画一的ではなく、個人の感覚と経験に頼ることも多いことも事実です。

しかし、現在の統合医療は、症状の分析と診断に西洋医学的な検査方法を使用し、起こっている問題を体全体のなかで捉えた上で、全身的な治療が施されるまでに発展しています。
西洋医学的な手法を用いた(考えに基づいて)診断を行い、診断結果を元に治療に関しては、全身的な体の調和と繋がり(ネットワーク)を考慮しながら治療を行う医療こそ、これからの統合医療といえるでしょう。
これこそが「統合医療は細分化された医療を再構築する」といわれるゆえんです。
診断に関しては、細分化された医療があったからこそ発展したとも言えます。

骨格整形とは

骨格整形は、筋肉・骨格構造を正常に治していくことで神経系統の働きを正常にし、体が本来持つ正常な働き(機能)を取り戻すことを目的とする診療科です。
骨格の位置ズレを治療し、神経系統へのアプローチを行うことで、骨格に由来する様々な不快な症状を治療します。

現在の医学は臓器別に分かれているため、痛みというご症状1つをとっても部位によって診療科目が変わります。
例を挙げますと、
頸や腰、上下肢の痛みやしびれは整形外科か脳神経外科
頭痛や腹痛は内科、
生理痛は産婦人科
顎の痛みは歯科

といった具合です

上記のような「痛み」を治療する場合、通常の痛みであれば、疼痛緩和を目的とした消炎鎮痛剤での対症療法や、症状のある部位に対する理学療法や徒手療法による治療を行うことが一般的です。
※ただし、臓器の障害の程度や不可逆的変化(腫瘍など)が生じている場合は、手術などの治療が必要となる場合もあります。また不可逆的変化といっても、専門家によって見解が分かれるようなケースも多々あります。

骨格整形では臓器別の診療科を超えて統合医療的にアプローチを行います。
手術をするような観血的※1ではなく非侵襲的※2な刺激を反復していくことで、筋緊張をとり骨格構造を正し、体全体としての調和を整えることで不快な症状を改善していきます。

※1整形外科疾患の範疇では人体を切り、出血を伴う治療方法の総称。外科的治療とも呼ばれる
※2外科的な出血を伴わない治療方法。

骨格整形理論

骨格整形では、統合医療的なアプローチを行い、非侵襲的(非観血的)で再現性のある治療を行います。筋肉骨格構造へ反復刺激を加えることにより、段階的に回復へと導きます。

骨格整形の基本理論

  1. 正常な構造には正常な機能がある
  2. 機能異常がある体のアライメント異常を治すと、異常な機能が正常になる
  3. 共鳴振動の反復刺激により体のアライメント異常が治る

まずはこの基本理論をご理解いただきたいと思います。

  1. 「正常な構造には正常な機能がある」

「神経系統」といわれたときに皆さんはどのようなものをご想像されるでしょうか。「神経系統」は頭蓋骨や背骨の中を走行しており、内臓や筋肉などを動かすなど、脳からの指令を伝える伝線のようなものです。人体の構造上とても重要な役割を担っていますので、頭蓋骨や背骨などに守られています。
骨格整形理論では、「頭蓋骨や背骨が正しい構造にあるならば、その中を走行する神経系統は本来持つ正しい働き(正常な機能)をする」と考えられます。
この部分が「正常な構造には正常な機能がある」と申し上げる理由です。

ところが、重力の世界で生きる人間にとって、正常な構造を維持することは大変難しいことです。
ただでさえ重たい頭を支える必要がありますし、日常生活の中での怪我や、生活習慣のなかで偏った動作を持続してまうことなど、構造異常を引き起こす原因は多岐にわたります。

これらの日常的な症状は、構造異常によって引き起こされた機能異常です。
骨格整形では骨格を治療することでこの機能異常を正常な状態へと導きます。人間にとって柱に相当する骨格を的確に治療することで、構造異常を改善し、全体として調和がとれた体を造ることができます。これこそが骨格を治療する第一の目的なのです。
骨格の治療によって構造異常が改善されると、機能が正常に近づき不快な症状が改善してきます。
痛みやしびれなどの不調和な症状がある体は必ず構造異常を有しています。

建物に例えると、人間の体にとって骨格(背骨)は家の柱に相当します。
柱が曲がったり家が傾いた状態で放置すると、壁がヒビ割れてしまったり、扉の開き具合が悪くなったりといった「機能異常」が生じます。それでもこの悪い状態を放置したり、場当たり的な処置を行っていると、大型の補修が必要になるでしょう。異常が出てしまった部分を修理すれば、一時的に問題は解決するかもしれませんが、それは根本原因を解決しているとはいえない状態です。その為、また別の部分にほころびが出てしまうことは容易にご想像いただけるのではないでしょうか。
重力の働くこの3次元空間(重力場)に生きる人間の体にも同じ法則が働きますので、同様のことが起きうるわけです。

人間の柱というべき骨格構造を正すことができれば、体全体のバランスを調整することができます。
骨格構造を正した結果、血流が改善し、神経系統の伝達がスムーズになります。「骨格の治療=痛みや痺れを緩和する」というのが一般的な認識なのは非常に残念ですが、そういったご症状の改善だけではなく、だるい、やる気がでないといったいわゆる不定愁訴と呼ばれる様々な不快な症状も解決することができます。
また、運動選手や歌手のような専門的に特殊な状況で体を使うプロフェッショナルの場合は、パフォーマンスの向上につながっていきます。

「椎間板の突出」を例にご説明しましょう。
椎間板が突出してヘルニアの症例では、突出した椎間板を取り去っても、しびれなどの症状が改善しない症例があります。
このような患者様には、必ず骨格構造にアライメントに異常があります。
骨格整形の考え方では、問題が起きた一部位のみを治すのではなく、骨格構造のアライメントを中心に全体的な診断を行います。
ご症状が椎間板ヘルニアの場合、程度にもよりますが、アライメントを正す反復刺激を繰り返しながら痛みやしびれなどの症状を改善に導きます。

アライメントを正し全体として調和をとっていくことで、不快な一部位の症状も改善することができるのです。

正常な構造には正常な機能がある

ここでもう1度冒頭のコンセプトに戻りましょう。
骨格整形では「正常な構造には正常な機能がある」という考え方を基本としていますが、
A正常な構造はどのようにして成り立つか、
B正常な機能とはどういったものかについてご理解いただきたいと考えます。

A 正常な構造について

この「構造」を把握するためにはレントゲン撮影が欠かせません。当院では妊娠の疑いなどの禁忌である患者様を除き、骨格整形の治療を行う患者様には、必ずレントゲン撮影を行っていただくようにお願いしています。目的は体の骨格構造の現状把握するためです。
レントゲンは当院の定める標準的な撮影方法で、腰椎・骨盤2方向、頚椎4方向の合計6枚を撮影します。
視診や触診でも体の歪みの具合や筋緊張はわかりますが、骨格構造の変形の有無や可動性が低下した部位の診断はレントゲンをとり実際に骨格や関節面の状態を確認しないとわかりません。

B 正常な機能について

神経には、脳神経、自律神経、運動神経、感覚神経などがありますが、これらの各神経系統が正常に働く状態こそ正常な機能がある状態です。
骨格構造のアライメントが正常に近づき、筋緊張が左右バランスが良い状態になり、各関節が左右差なく可動性を有するようになると、各神経系統は正常に近い状態で機能するようになります。

正常な機能であるかどうかを分析するには、自覚的な症状の変化だけでなく、他覚所見として、姿勢、筋緊張、関節の可動性、皮膚の温度、レントゲン上のアライメントの変化など様々な角度から体の機能を分析し、現状を評価していきます。

<骨格整形の対象疾患>
頚椎症、腰椎症、交通事故後遺症
椎間板ヘルニア
坐骨神経痛
テニス肘
腱鞘炎
片頭痛・緊張性頭痛
顎関節症
アトピー性皮膚炎

痛み外来のコンセプト

体を痛みやしびれなどの不快な症状から解放するとともに、痛みやしびれがない状態を継続し、
さらに健康レベルが上がりパフォーマンスが向上した体へと変化させ、生活のクオリティが高い状態で過ごせることを目的としています。

院長からのメッセージ

当院の「痛み外来」では、統合医療の考え方に基づき、患者様1人1人の体を全体的にとらえ、体の筋骨格構造に対して治療を行っていくことで効果をだしていきます。
当然ながら、膝が痛いからひざを治療する、腰が痛いから腰を治療するといったように症状別に細分化された医療を行うのではありません。体の筋骨格構造に対して全体的なバランスを調整しながら本来体がもつ働きを取り戻すように治療を進めていきす。その結果、痛みの症状がある部位を治療することなく、不快な症状が解消していきます(もちろん、状態によっては症状が現れている部位を治療することもあります。)
さらに、今後痛みや不快な症状が発生しにくい体を作り、痛みの不安や恐怖と隣り合わせの状態をも改善していきます。
臓器別に部位別に細分化されたアプローチでは思い描いた効果が出なかった方にとっては理想的な統合医療の外来になると自負しています。

院長 細野周作

診断方法

当院では骨格の状態を正常にするため、必ず今の状態をレントゲン撮影します。(妊娠の可能性がある患者様は除きます。)
左図のように骨盤2枚(正面・側面)、頚椎4枚(正面・側面正常・側面屈曲・側面伸展)の計4枚のレントゲンを撮影しお体の状態を解析します。

体の筋骨格構造を考える上で

  1. 骨格のアライメント ②重心 ③左右のバランス がとても大切です

レントゲン撮影を行い、体の重心がとれているか、体の回旋の方向、骨格の変形の程度〔骨棘、架橋構造などの変化の程度〕
骨格の部分で関節の可動域が悪い部分がないかなどの診断を行います。
(上部正常な機能の部分を参照)

痛み外来 メカニズム

痛みの原因は大きく分けると2つあります。

①生活習慣による痛み
脚を組む方向が決まっている、重心をかける方向が決まっているなどのゆがみやすい生活習慣の蓄積で骨格がゆがみ、それが痛みの原因となっているパターンです。
一時的に体がゆがんでいる状態を作っても、その後きちんとケアを行っていれば痛みは起こりにくいのですが、無意識の生活習慣からゆがんでしまっている場合、悪い生活習慣の蓄積が痛みとなって現れていますので、体の構造が正常になるまでには通常ある程度のお時間が必要です

②一過性に大きな力が加わった痛み
ギックリ腰や交通事故による痛み、転倒などによる外傷・打撲などがこれにあたります。
一箇所に大きな力がかかってしまった場合が多く、重度の場合は動くことができず日常生活にも支障をきたします。
また症状のある部位をかばって生活を行うため、違う部位に負担がかかり新たな症状が現れる場合もあります。

治療方法

痛み外来の目的は、体の骨格に由来する不快な症状を取り去っていくことですが、その方法として、統合医療的なアプローチをとり、
体の筋骨格構造を正しくしていくことで目的を達成します。
「正常な構造には正常な機能がある」というお話は骨格整形の部分でもお話しましたが、異常な症状をもつ体から異常な骨格構造を改善していくと、正常な機能が取り戻されていきます。その結果、痛みやしびれなどの不快な症状は消失します。
骨格構造のアライメントを正すことにより、神経系統の伝達が良くなり、体のパフォーマンス向上にも役立ってきます。

他の治療との違い

日本では筋肉や骨格に対する治療に関して
整形外科の理学療法や徒手療法に代表されるように部位別の治療と、鍼灸に代表される統合医療的な治療にわかれます。

理学療法の部位別治療は、医学的な研究が進み医学的根拠に基づいた治療が行われておりますが、部位別症状別だけでは解決されない問題も指摘されています。

一方で、統合医療的な治療としての代表である鍼灸は、経絡という独自の理論に基づいた治療で伝統的ですが、治療効果がなかなか骨格構造まではなかなか及ばず、
また、整体やカイロは無資格者による施術が横行しており、適切な診断が行われず治療技術や安全性に大きな問題があります。
また筋骨格治療は、治療する治療家の経験と手の感覚に頼って行われることことが多いのが現状です。確かに人間の手の感覚は優れている面もあるのは事実ですが、万能ではありません。当院では治療に入る前に必ずレントゲン撮影を行い、骨格構造のアライメントの状態や骨格の現状、関節の可動性等を分析した上で治療を行っていきます。

当院では、骨格整形の理論に基づき、筋骨格構造に対する統合医療的な治療、医学的な根拠をもつ再現性のある共鳴振動による反復刺激によって治療を行います。

問診、触診に加え、レントゲン撮影(単純撮影)によって骨格構造の細部まで確認したうえで治療を行います。
治療を始めてから一定期間の経過を置いてレントゲン撮影を行い、骨格構造の変化を検査し治療効果を比較検討します。

     

また医療機器を使用しているという点でも違いがあります。
当院で使用している医療機器は、共鳴振動の理論により、体に負担を最小限に抑えながら筋緊張をとり関節の可動域を広げることができます。
また再現性のある共鳴振動刺激を反復して与えていくことで、非侵襲的(観血的)に骨格構造のアライメントを変化させていくことが可能です。


住所:東京都中央区京橋1-6-11 カンケン京橋ビル2F
FAX:03-3563-0578
MAIL:info@hosono-clinic.com
診療科:皮膚科、内科、整形外科
院長:細野周作
<提携病院>
聖路加国際病院/東京医科歯科大学付属病院/虎ノ門病院/東京都済生会中央病院/井出デンタルクリニック/伊藤メディカルクリニック