アトピー専門外来

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脱保湿は避けるべき

アトピー性皮膚炎の方は脱保湿は避けるべき!

「保湿剤を使用すると、保湿剤依存症になるので脱保湿をしています」
患者様の症状は人それぞれですが、皮膚本来が持っている保湿機能が弱くなるからという理由で、保湿剤を使用したくないという患者様が一定数いらっしゃいます。

皮膚にある「細胞間脂質やNMF(天然保湿因子)」は、肌の潤いを守るために大切な役割を果たしていますが、外部から保湿剤等を与えると、これらは次第に保湿機能が衰えてくるという考えがあり、「脱保湿」はその考えの延長線上にある方法論です。

本来の保湿機能を持った健康な皮膚を取り戻すためには、皮膚が自分の力で保湿機能を向上させることが望ましいのですが、保湿機能をコントロールする細胞間脂質やNMFは、現在のところ標準的な皮膚科治療で改善することは望めません。

細胞間脂質やNMFの機能は、遺伝情報(体質)と自律神経機能によってコントロールされています。遺伝情報(体質)は研究が進んでいるものの、現在のところ遺伝情報に介入するのは難しいとされていますが、自律神経機能は筋骨格治療(PANセラピー)により改善していくことが可能です。

当院では、脱保湿を「アトピー性皮膚炎の患者様には絶対にオススメしない方法」と定義しています。
なぜなら、ブドウ球菌をはじめとする細菌感染を合併するリスクがあるからです。

細菌感染はなぜ起こる?

アトピー性皮膚炎に細菌感染を合併する理由は、強い痒みにより皮膚を掻き壊し続け、皮膚にできた傷から細菌感染するからです。これを予防するためには皮膚を清潔に保つ必要があります。つまり皮膚をしっかり洗うことが必要なのです。

特に外用剤や保湿剤を使用している場合は、しっかりと洗浄剤を使って洗い流すことが大切です。「水やお湯で流すだけでよい」とする考えもありますが、外用薬(プロペトなどの保湿剤を含む)を使用されているときは必ず洗浄剤を使用してください。

当院では、患部の洗浄と保湿はスキンケアの基本であると考えています。
多くの場合、皮膚科の標準的な治療としても、この考え方は基本中の基本です。このページをご覧になっている皆様も良くご理解いただいているところなのではないでしょうか。それにもかかわらず、「脱保湿」という方法を選択してしまうアトピー性皮膚炎の患者様は、次の2つの問題を抱えていると考えられます。

①皮膚を洗うことで症状がひどくなる(痒みが増す・傷が痛む・乾燥する等)
②保湿することで痒みが増す

皮膚は洗浄すべき

皮膚に傷があると、お湯や洗浄剤が傷にしみてしまい、それが原因で、患部の洗浄やシャワーを浴びるのさえ嫌がり、中には皮膚を洗わないようにして、シャワーもしないで過ごしている方もいらっしゃいます。「洗うと乾燥する」「傷にしみる」・・・このようなご意見をお持ちの方もいらっしゃると思います。皮膚に関するストレスを少しでも減らしたいというお考えは理解できますが、それでも傷の部分を洗浄すべきです。

皮膚をしっかり洗っていない方のほとんどは、皮膚を清潔に保つことができず、ひどくなると臭いを伴う浸出液を認め、細菌感染が疑われるケースが多々あります。
特に細菌感染が疑われる場合は、皮膚をきれいに洗浄することが先決です。それでも改善しない場合は抗生物質の外用と内服が必要です。

繰り返しになりますが、皮膚を清潔に保つことはアトピーのスキンケアとしては基本中の基本です。傷にしみるため洗えない方は一度当院のオリジナルウォッシュを試してください。傷にしみないをコンセプトに作成したので、傷にしみにくく、洗浄後の乾燥感が他の洗浄剤よりもでないため、洗うのが嫌ではなくなります。

皮膚をきれいに洗浄して清潔にしておくことはアトピーの悪化の予防としてもとても大切です。

乾燥を放置せず保湿を

脱保湿を行う方の1つの理由に「保湿依存症」を恐れているというのがあります。冒頭でも少し申し上げましたが、外部から保湿剤等を与えると、次第に身体にある本来の保湿機能が衰えてくるという考え方もありますので、当院では、保湿をしない方法論は否定はしません。
しかし、アトピー性皮膚炎をはじめとした皮膚疾患をお持ちの患者様で、自身の保湿機能が十分でない患者様に対しては、まずはきちんと保湿をしてくださいと指導します。

そもそも当院では、アトピー性皮膚炎特有の乾燥したガサガサの肌は、保湿することによっておこるものではないと考えています。また、ガサガサの肌を放置しておけば、傷ができやすい環境が整い、掻いてしまったときの皮膚へのダメージはより深刻になってしまいます。

また乾燥状態からくる痒みもあるので、乾燥を放置することが痒みの原因にもなります。
この痒みは保湿をすることで改善できるので、本来持つ保湿機能だけでは能力が足りず、皮膚が乾燥状態になってしまっているのであれば、まずその状態を脱するために、清潔にした患部をきちんと保湿すべきです。(身体の中からこみ上げる痒みがある場合は、保湿のみでは改善せず、身体の筋骨格の緊張とり神経系統の働きを改善しなければなりません。)

「保湿すると痒みが増すので保湿したくない」患者様は、当院のオリジナルクリームをご使用ください。当院のオリジナルクリームはまさにこのようなお悩みをお持ちの方へ向けて製作されています。(詳しくは「オリジナルクリーム開発秘話」をご参照ください。)


住所:東京都中央区京橋1-6-11 カンケン京橋ビル2F
FAX:03-3563-0578
MAIL:info@hosono-clinic.com
診療科:皮膚科、内科、整形外科
院長:細野周作
<提携病院>
聖路加国際病院/東京医科歯科大学付属病院/虎ノ門病院/東京都済生会中央病院/井出デンタルクリニック/伊藤メディカルクリニック